Pythonエンジニアになるなら資格を取得しよう

資格を取得するメリット

資格を取得することで、Pythonのスキルを客観的に証明できます。クライアントが欲しているスキルをピンポイントで有していることを提示できれば、交渉を有利に進められるでしょう。実務経験が浅い場合でも、業務に必要な知識を有していることをアピールできます。また、企業によっては資格手当を設けていることがあります。その場合、毎月資格手当がもらえるかもしれません。金額の相場は資格の種類や企業の規模によって異なりますが、仮に月5,000円の場合でも、年間で6万円も収入が増えることになります。スキルだけでなく収入面でもメリットがあります。加えて、資格によって自分のスキルを証明することで、責任のある役職に就ける可能性が高まります。上位の役職に就けば、自ずと年収も上がるでしょう。
資格を取得していると、転職の際にも有利です。ライバルに差をつけることができ、転職の選択肢が広がります。複数の資格を持っているなら、より貴重な人材として重宝されるでしょう。フリーランスとして案件を獲得する際にも、客観的にスキルを証明する資格の存在が交渉の場で役立ちます。

ITパスポート

おすすめの資格としてまず挙げられるのが、ITパスポートです。情報処理に関する法律やIT分野の基本的な知識を証明する資格です。すべての試験をパソコン上で行えます。受験資格は決まっておらず、誰でも挑戦できます。国家試験に分類されているため、信用度を高めたい人にもおすすめです。ITに関する基本的な知識を証明できるので、他の分野に関わる際にも役立ちます。

基本情報技術者試験

こちらも国家資格に分類される資格です。高度なIT人材に求められる知識やスキルと、実践的な能力を証明する資格です。専門分野で活躍が見込めるIT人材であることをアピールできます。こちらは春と秋の年2回試験を開催しています。ITに関するリテラシーだけでなく実践的なスキルを有していることを証明できるので、あらゆる場面で役立ちます。

Pythonに特化した資格

Pythonに特化した知識とスキルを証明したいのであれば、Python3エンジニア認定基礎試験とPython3エンジニア認定データ分析試験の受験をおすすめします。Python3エンジニア認定基礎試験はPythonの基本的な知識や文法に関する問題が出題されます。難易度はそれほど高くないので、独学でも合格を狙えます。Pythonを学習して間もない人におすすめです。
Python3エンジニア認定データ分析試験はデータ分析の基礎や文法、データ解析などに関する問題が出題されます。Python3エンジニア認定基礎試験よりも難易度は高くなりますが、合格すれば需要が高まるデータサイエンスの分野における専門的な知識とスキルがあることを証明できます。